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一般住宅やマンションの居住部の床材は、フローリング材が一番多く使われているのが現状です。
畳が居住スペースの床に使われていた時代が長く、寝室・居間・食堂・応接・子供室などが洋室に替わり、木質系ブロックやビニールタイルなどが多く使われました。
その後昭和40年から60年頃には、カーペット敷きが流行した時もあり、室内はもとより、廊下や階段にもカーペットが敷き込まれた住宅が多く見られました。
カーペットの利点は、材質が持つ暖かさや吸音性に優れているため、階段・廊下にも利用されました。しかし、ハウスダストが発生しやすく、汚れが付きやすく、湿気を含みやすいためにダニが発生するなど、特に幼児にはよくないといった難点があります。また、掃除がしにくいといった点も短所です。

カーペットの短所をなくすことから、コルクを圧縮し、タイル状に加工(表面コーティングしたものもある)した「コルクタイル」も一時流行しました。台所の立ち仕事などには、クッション性があるためよく採用されていました。しかし、今ではあまり使用されていないようです。

今では、カーペットの短所である、ホコリやダニの発生が起こりにくく、掃除がしやすい木質性のフローリング材が主流となり、現在もかなり広範囲で使用されています。
フローリングにも難点はあります。冬の時期は表面が冷たくなります。また接着剤を使用したものが多くあり、現在は建築基準法で「低ホルムアルデヒド商品」を使用することが、義務付けられています。

ここでは、フローリング材の種類について分類してみることに致します。


1、合板を下地として表面に化粧材を貼ったもの

※化粧材:天然木の単板や樹脂シートなどがあります。

一般に一番多く使用されている。表面の化粧材が薄いため、深い傷には弱く、収縮・反りなどに強い。薄くスライスして貼るため、色々な木材種のフローリングの製作が可能となり、単板をつなぎ合わすことにより巾広い材の製作が可能です。

2、無垢の木材をそのまま使用したもの

接着剤を使用していないため、人体に優しく、住環境によい。割れや収縮・反りが起こりやすい。材質には、ナラ・ブナ・チーク・花梨・桧・松・杉などがあるが、材種によっては高価なものがある。

3、集成材としたもの

無垢材を接着集成しているため、表面に集成の形状が出る。収縮・反りなどが起こりにくい。

4、MDFを下地として表面化粧板を貼ったもの

※MDF:木材原料の小片と接着剤を含め圧縮成形により板状にしたもの

合板下地のものと同じ長所と短所があり、安価である。

5、その他

・ 耐熱タイプ

床暖房対応仕様にされている。フローリング材に暖房用の放熱フィルムが組み込まれたものや温水パイプが組み込まれたものなどもある。


・ 防音タイプ

フローリング材の下端に特殊クッション材を貼り付け、吸音性を増したもの。

・ ペット対応タイプ

水やペットのオシッコなどの耐水・耐アンモニア性に優れ、特殊塗装により爪による引っかき傷に強い。トイレの床などにも使用される。

・ 車椅子対応タイプ

傷に強く、車椅子の使用にも耐える性能を持つ。


フローリングの表面塗装については、各メーカーにより色々な塗装や加工処理をされています。使用目的に応じて選ぶことが大切です。中には、自然木材のままで使用する無垢材の無塗装品や、好みの色に塗装して使用するものもあります。また、表面にワックスを掛けることで皮膜をつくり、傷や汚れを防ぐことも必要ですが、中にはカラ拭きだけで光沢が長持ちするワックス掛け不要タイプもあるようです。扉や巾木や棚板といった内装材に合わせた材種や色を揃えているメーカーが多くありますので、フローリングを決める時には、内装のデザインも含めて検討することをお勧め致します。


※写真掲載の商品は、メーカーが多数あるため、無作為に選ばして頂きました。