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◆細川 和久
 
「洗面器のいろいろ」(2005.10)
「私のトイレ体験談」(2005.12)
「大津に住んで」(2006.4)
「私のトイレ体験談・国内編」
(2007.7)
私のトホホな宿泊体験談
(2008.3)
ゴルフで出会った動物たち
(2008.7)

◆上門 信夫
 
「けいそう土の家」(2005.11)

◆中道 哲也
 
「住宅における室内環境について」
(2006.1)
「 子供の頃の思い出に残っている遊び 」(2007.5)
」(2008.8)

◆懸岸 昭治
 
「住宅と土地の関係」〜土地選びのポイント〜
(2006.3)
「エコドライブと地球温暖化防止」
(2007.10)
地震と防災
(2007.11)

◆佐敷 好一
 
暮らしやすい街、滋賀
(2006.5)

◆上田 裕貴
 
賃貸物件における連帯保証人について
(2006.6)

◆吉田 みゆき
 
あこがれ
(2006.7)
ルール&マナー
(2007.8)

 
「より快適に、より便利に、より健やかに、構造へのこだわり、設計へのこだわり」
当社設計者による「家づくりのコツ」や家づくりにまつわるさまざまなお話をお届けしてまいります。専門家の視点から見た家づくりのポイントをお伝えします。ご期待ください。

「私のトイレ体験談・国内編」

2005年に『私のトイレ体験談・外国篇』を掲載させて頂きました。今回は『国内篇』として、トイレにまつわる体験談を報告させて頂きます。


■ 京都・祇園の割烹料理店篇
 

会社の同僚3人と新規開店したお店を体験調査することに。堀床になった小さなカウンター割烹で祇園料理を楽しみました。
ある程度食事が進み、お酒も少し廻ってきた頃、縁側にあるトイレ(昔のお茶屋さんのトイレ)に行きました。すると外から『綺麗なお月さんどすなぁ〜』と若い女性の声がしました。ふと思い、トイレの小窓から夜空を見上げると、まん丸の綺麗な月が輝いていました。トイレの扉を開けて縁側に出ると、驚いたことに『舞妓さん』がお手拭きを持って待っていてくれたのです。
当然ですが、私達は『舞妓さん』を呼んでいません。そう言えば、カウンターの端のお客が『舞妓さん』連れでした。
今でも何故なの?と思いますが、なんだか『ほんわり』とした気分良いトイレの帰りでした。

  ・ 祇園・花見小路にて、芸妓さんの綺麗な後ろ姿

■ 和歌山・蕎麦懐石料理店篇
 

「美味しいものを食べる会」と称してのグループで、和歌山の山中まで出向き、蕎麦中心の懐石料理を食べに行きました。川が流れ、河原沿いの田舎造りの一軒家です。
若いご主人ですが、当日仕入れた食材のみを使い、炉端の客の目前で調理して出すといった趣向です。食事が一段落した時、前に来たことのある人が『ここのトイレはおもしろいよ!』と言ったのを聞き、順番にトイレに行くことになりました。
入って『ビックリ!』2帖分もある広い空間の中央に洋便器がポツリ。外部面の床から天井までが透明ガラス
の窓でした。まして、ガラスに向かって座る配置です。どう言っていいのか、形容のしようがありません。
別荘などで、海に向かってガラス張りのトイレがよくありますが、ここの場合、川で釣りをしている人が見えます。こちらから見えると言うことは、向こうからも見えると言うことになり、照明を付ければ中がもっとよく見えるはずです。
ちなみに、家内は見るだけで戻ってきました。

  ・ 茅葺き屋根を見て、ふるさとを想う

■ 東京・ホテル篇
 

マンダリンオリエンタル東京の確か38階に位置する共用トイレだったと記憶しています。ストール(小便器)が設置されている方向が外壁側で、床から天井までガラス張りになっていました。東京のビル郡が一望できます。その面に数個のストールが並んでいます。もちろんストールには設備配管が必要なのでその分だけは大理石の壁で囲ってありますが、他は全面ガラスなのです。地上38階から下界の景色を臨みつつ、下界に向かって用を足している感覚になり、不思議な気持ちになってしまいます。旨く説明出来ませんが、何だかヘンでした。何故か、夜にもう一度来てみたい心境に駆られました。香港にもよく似たトイレがあったのを想い出しました。レパレスベイにあるレストラン・ペニンシュラ『ザ・ベランダ』のトイレも、ストール上の窓から映画『慕情』のシーンを連想するレパレスベイ湾を臨むことができ、絶景でした。

  ・ 都庁の北展望室からの夜景

■ 大阪・梅田のラーメン店篇
 

塩ラーメンが美味しいと評判を聞き、家内と梅田に出掛けて行きました。トイレに行こうと思い店員さんに場所を訪ねると、町中で道を聞いた時と同じような案内をされました。なんと、店を一端出て隣りのビルに入り、上階に行き通路を通り、もう一つのビルの奧にありました。お酒も呑んでいないのに帰りはスット戻ってこれませんでした。今となっては、ラーメンの味よりトイレの想い出が残っています。なお、店の名称は伏せておきましょう。

  ・ イメージです。※本文のお店とは関係ありません

■ 滋賀・居酒屋篇
 

数年前になります。居酒屋のワンルーム型のトイレを使い、水を流そうと思いレバーかプッシュボタンを探すのですが、なかなか見つかりません。私は設計をする立場であり、色々な衛生器具を知っているつもりなのですが、見つかりません。他にもトイレがあればよかったのですが、一つしかありません。かなり焦りました。しばらくしてやっと見つけた時はホットしました。他の人も同じ体験をしているはずです。シンプルなデザインもよいのですが、使い勝手も大切なことです。昔、ウォッシュレット(TOTOの名称)で、水が噴き出したことが多かったようです。今は安全センサーが設置されています。各メーカーの研究によって衛生器具は日々進化していますが、子供やお年寄りも安心して使えるものが望まれます。

  ・ イメージです。※本文のお店とは関係ありません

■ 奈良・ゴルフ場篇
 

ゴルフ場のコースはクラブハウスを基点として9ホールをプレイし、クラブハウスに戻り、また9ホール(計18ホール)を廻ってクラブハウスに帰るようになっています。トイレはクラブハウスと9ホールの中間地点に各1箇所づつ設置されているのが普通です。プレイされる方は誰でも経験があると思いますが、何故もっと多くトイレを設置しないのかと怒りたくなります。特に女性は思っておられるでしょう。家内は、ヘビが大・大嫌いです。我慢し、トイレを見つけて入ろうとした時、表に看板があり『注意・中にマムシが入っている事があります』と書かれていました。どうすればよいのでしょうか?家内は看板の『マムシ』を見て固まっていました。ゴルフは楽しいものですが、トイレで何度も困ったことを想い出します。ゴルフ場にもの申す『トイレをもう少し増やしてちょうだ〜い!』

  ・ ゴルフ場のイメージです。※本文とは関係ありません

■ 東京・和食レストラン篇
 

トイレに行く通路にヘンなのがありました。レストランはビルの地下にあり、トイレまでの通路は和風の庭をデザインしてありました。飛び石が並べてあり、石の上を歩くのですが、普通飛び石の周囲は砂利かコケなどになっています。しかしこの店は、全て水が破ってあります。お酒が入れば踏み外す人がいるはずです。何故水なのと思いつつ『水の中にはまった客もあったでしょう』と店員さんに聞きました。ところが、水にはまった人はいないと言っていましたが、絶対『ウソ』です。デザイナーさんに一言、『ものには、限度があるぞ!』

  ・ 京都で見つけたお店のアプローチです。
※本文とは関係ありません

また機会があれば、第3段をご報告したいと思っています。

細川 和久